【運命の分かれ道!?】テイクアウト or デリバリー?どちらがあなたのお店を復活させるか?選び方まで徹底解説!
- 2020.05.23
- the news

こんにちは!此田キサです!
新型コロナウイルスによる騒動が落ち着きつつありますが、お客さんの消費行動が元に戻る保証はありません。むしろ、テイクアウトやデリバリーのような業態の多角化が不可欠になる可能性も高くなっています。
そこで今日はあなたのお店がテイクアウトが合っているのか?デリバリーが合っているのか?を見分けるポイントについて徹底解説していきます!
ちなみに動画でもご紹介しています!
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テイクアウトのメリット・デメリット
ここではカンタンにテイクアウトのメリット・デメリットについてご紹介していきます。それがこちらになります!
メリット
・デリバリーに比べ、利益が確保できる
・お客さんと直接繋がることができる
・クレームの可能性を抑えられる
デメリット
・集客が難しい(周知が難しい)
・立地の影響がとても大きい
それぞれ少しだけ掘り下げていきます。
まず1つ目の「利益確保」についてです。こちらについては少し複雑になっています。長くなってしまいますが、ご覧いただけると幸いです。
まず、比較対象のデリバリーの場合ですと、ウーバーなどの配達代行業者に依頼すると手数料として「販売額の35~40%」を取られてしまいます。つまり、
店内販売額のままデリバリーをすると
飲食店は利益が出ず、最悪赤字になる!
ということです。これを回避するためには
配達代行業者に支払う手数料を
上乗せした値段での販売が不可欠
ということになります。こうなりますと、あなたのお店の商品はとても高くなってしまいます。実際に計算してみると、
1000円の商品をウーバーするとお客さんが支払う金額は
1650円=1000+350(手数料上乗せ)+300(配達料)
になってしまいます。これではなかな買えるお客さんはいないと思います。話を最初に戻しますが、テイクアウトがデリバリーよりも『利益確保』できるというのは結局、
テイクアウトの方が多くのお客さんが
購入することでき、利益を伸ばせる!
ということになります。話が長くなってしまいましたが、「お店が利益を出せる値段」を設定する場合は、テイクアウトの方が売上を伸ばすことができ、利益も増えます。
次に2つ目の「お客さんと直接繋がれる」というメリットについてです。
これについては深い説明は不要だと思いますが、直接お客さんと会話したりすることでリピート客に繋がりやすいというメリットです。
3つ目のメリットは厳密には「商品破損の責任の所在」が明らかになるので、クレームに繋がりにくいというのが適切な表現です。
テイクアウトの場合はお客さんに直接商品を渡すため、お客さんは渡された瞬間の商品の状態がわかります。もし渡された瞬間に破損していた場合は直接言ってくれますし、自宅で確認した時に破損していた場合は自身の運び方で破損したことがわかります。
しかし、デリバリーの場合では配達員が破損したのか、お店が悪いのか、お客さんからはわかりません。すると、お店へのイメージが悪くなったり、クレームに繋がったりします。
次にデメリットをご紹介します!
まず、最初にテイクアウト最大のデメリットをご説明します。それは「集客が難しい」ということです。テイクアウトの場合はお客さんに知ってもらえなければ、全く意味がありません。
お店の前を偶然通る人だけだと
大きな利益を出すことはできません!
多くの飲食店ではお店の前にお弁当などを置いて、従業員に声かけをさせていると思いますが、出歩いている人は何か目的があって歩いています。その途中でお弁当を買う可能性はとても低いです。
そもそも出歩いている人だけがターゲットではテイクアウトで復活することはできません。もちろん、チラシを住宅街で配るという方法を取っている方も多いかと思います。
しかし、チラシだけでなく、インターネットでの集客も不可欠になります。つまり、チラシやインターネットを駆使して集客ができない場合はテイクアウトで利益をあげることは困難になります。
もちろん、当面の状況を繋ぐためだけのテイクアウトであれば問題ありません。しかし、コロナ後を見据え、業態の多角化を進める上では超えないといけないハードルです。
テイクアウトの2つ目のデメリットは「立地の影響が大きい」ということです。テイクアウトで物が売れるのはこちらのどれかに当てはまる場合のみです。
・自宅or会社から近い
・駅から自宅or会社の途中にある
・わざわざ買いに来るクオリティの商品
このいずれかに該当しない場合はテイクアウトでの販売は難しいと考えてください。ただ、「会社」の場合は今後テレワークが進むことが推測され、困難になる可能性が高いです。
また「わざわざ買いに来る」という商品はブランド力が高かったり、かなり強力な固定ファンがいないと難しくなってしまいます。
デリバリーのメリット・デメリット
次にデリバリー導入のメリット・デメリットについては話していきます。
メリット
・代行業者を使えば集客がカンタン
・ある程度商圏規模が広がる
・デリバリー市場は伸び続けている
デメリット
・代行業者の場合、利益を上げづらい
・自前配送の場合、初期投資が大きい
最初にメリットについて話していきます。
1つ目のメリットは「代行業者を使えば集客がカンタン」ということです。こちらについてはウーバーや出前館に登録すると、お客さんはアプリから好きなお店を探します。ですので、個別にチラシを配ったり、ネット広告を使わなくても、アプリから集客ができます。
ただ注意点もあります。アプリにお店が掲載されることでお客さんにあなたのお店を見つけてもらうことはできますが、ライバルも多いため選ばれるには工夫が必要になります。
2つ目のメリットは「ある程度商圏が広がる」というメリットです。テイクアウトの場合、基本的にはお店の周囲だけがお客さんになります。もちろん、クオリティが高ければ、お客さんから来てくれますが、これは完全に少数派です。
しかし、デリバリーではそんなに近くなくてもお客さんは注文してくれます。つまり、テイクアウトよりも広い範囲からお客さんを取ることができます。ただこちらにも注意点があります。それは
配達料など上乗せ金額を
気にしないお金持ちしか
頼みにくくなってしまう
という弱点があります。デリバリーは当然ですが値段が上がってしまいます。商圏が広がると言っても、お店からの距離に応じて値段は上がってしまいます。(代行業者の場合)
そのため、近くに富裕層が住んでいるエリアがあったり、お店が住宅街のど真ん中にあると言った条件がないとデリバリー単体で復活することは難しいです。
3つ目のメリットの「デリバリー市場が伸びている」というのは言葉の通りです。これについては新型コロナ以前から伸びているため、これからの世の中の流れに沿っていると言えます。
次にデリバリーのデメリットについて話していきます。
まず、1つ目が最大のデメリットです。それは
配達代行業者を利用する場合は
利益を増やすことが難しい!!
という点です。これは「お店が代行業者に支払う手数料」と「お客さんが代行業者に支払う配達料」によって、値段がとても高くなってしまい、数を捌けないからです。
もちろん、近くにタワマンが建っていたり、富裕層が多ければ問題ありませんが、それ以外の立地では大きな足かせになってしまいます。
最悪の場合は売上は伸びていても、利益が出なかったり、赤字になってしまったりします。ウーバーや出前館などの導入については慎重に検討することをオススメします。
2つ目のデメリットは「自前配送の場合、初期費用が高い」というデメリットです。当然ですが、自前で配送する場合はバイクの購入費用や免許のあるアルバイトの雇用など初期費用が嵩んでしまいます。アルバイトにしても、配達スタッフの時給はデリバリーピザ屋と同じくらいの水準で募集しないと採用できません。
このようにデリバリーの場合は利益が上がらなかったり、初期費用が大きかったりと、この時期の導入はあまりオススメできません。
テイクアウトが向いているお店とは?
ここからテイクアウトが向いている・オススメがお店の条件については話していきます。さっそく結論からお伝えすると、
・お店が住宅街にある
・住宅街と駅の導線上にある
・お店がオフィス街にある
・オフィスと駅の導線上にある
・お客さんと良好な関係がある
これがテイクアウトが向いている・オススメできるお店の条件になります。
先ほどもご説明しましたが、テイクアウトの場合は立地がかなり影響を与えます。お客さんが近くにいない状況ではテイクアウトで利益をあげることは難しいです。
また、お客さんの行動の導線上にお店があることも重要です。駅から帰宅する道のりや会社に出社する道のりにあると、お客さんは買ってくれやすいです。
お客さんと良好な関係を築けている場合も効果があります。コロナ以前からの常連客が多ければ、あなたのお店の味のファンであったり、こんな時期だからこそ買いに来てくれたりします。
ただ繰り返しになりますが、
チラシやインターネットで
集客する必要があります!
お店周辺エリアのお客さんに「テイクアウト」をやっていることを伝えることに最大限の力を使いましょう!
デリバリーが向いているお店とは?
こちらも結論からお伝えします!デリバリーに向いている・オススメなお店は
・お店が住宅街にあるor隣接している
・近くに富裕層が住んでいるエリアがある
・近くにタワマンが建っている
・オフィス街に隣接している
・ブランド力がある!
・高単価な商品を扱っている
まず、デリバリーはテイクアウトよりも商圏が大きいため、住宅街になくても隣接していれば問題ありません。また、デリバリーは金額が高くなってしまうので、近くに富裕層が住むエリアがあったり、タワマンが建っていたりすると、注文が入りやすくなります。
またオフィス街に隣接している場合もランチタイムに注文が入りやすくなります。しかし、ディナーの注文は入らないため、単価は下がりがちになります。
ブランド力があれば、多少値段が上がっても注文してくれます。
最後にもともと高単価な商品を扱っているお店の場合は、最初から富裕層がお客さんになっています。彼らはあまり値段を見て買い物をしないので、固定ファンから注文が入る可能性があります。
両方とも難しいお店とは?
最後にご紹介するのが「テイクアウト」「デリバリー」両方とも難しいお店についてです。結論からお伝えすると、
IT系のオフィス街にあるお店
です。オフィス街はただでさえ、在宅ワークの導入が進み、これからの客足に不安が残ります。特にIT系企業が多く集まっているオフィス街は在宅ワーク導入が比較的カンタンで、会社としても在宅ワークに対して前向きでもあります。
東京で言うと、五反田のようなオフィス街が該当します。五反田は近年になってからオフィス街として発達してきたこともあり、IT系の会社が多くあります。
この条件に該当するお店については
状況を見ながら移動販売など
他の方法を探す必要がある!
かもしれません。結局、コロナ以前に戻るかは分かりませんが、もし戻らなければ、飲食店が商売を続けるのは難しいかもしれません。
まとめ
今日は「テイクアウト」「デリバリー」の選び方についてカンタンにご紹介してきました。
コロナの影響で、多くの飲食店がどちらかの導入で急場をしのごうとしたり、これからを見据えた業態の多角化を考えていたりしていると思います。
いずれにしても、あなたのお店に向かない選択をしてしまうと、急場凌ぎも業態多角化も難しいと言うことは頭に入れておいてください。
今日も僕の記事を読んでくださり、ありがとうございました!
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